土曜日

自分にあった仕事が適職なのか

無料の適職検査、有料の適職検査を問わず、適職検査、職業適性診断を受けようと思う人の多くは、『自分にあった仕事』つまり適職を探すことを目的とされています。
自分の性格や、現在の能力に合った仕事を探すというのも決して間違ってはいないのですが、そもそも、自分にあった仕事、職とはどのようなものなのでしょうか?

いままでに多くの人材と面接を行い、そのうちの何人かと共に仕事をする機会にも恵まれてきました。しかし、いまでも私と共に働いている仲間の多くは、適職検査の結果が、必ずしも良かったという人材ばかりではないのです。このことは、適職検査の診断結果が信用できないということではありません。彼らに共通していたことは、面接ないしは適性を検査する段階で、技術的なものに関しては人並み、もしくは多少劣っていたのです。そして、私と同じ仕事、職に対する熱意、極めるために迷うことなく努力できるという点において、他の面接希望者の追随を許さないという人材でした。

何が言いたいのかというと、自分に合った仕事というものは、実は存在しないのではないかということです。あるのは、『自分を合わせられる仕事』なのではないでしょうか?
自分を仕事に合わせるということは、当然、努力が必要となります。天職だと思えるのは、その仕事や職について好成績を上げられるようになった時でしょう。
どんな職に就こうが誰でも最初は初心者ですから、初めから上手くいくはずがありません。この時点で『この仕事は自分に向いていない、合っていない』とするか、努力、勉強によって自分自身を変えていくことができるか。つまり適職検査で診断できることは、『自分を合わせる可能性の高い職』を探しだすことではないかと思います。

適職検査で好成績だったのに、ぜんぜん自分に向いていない、適職ではなかったなどと考えるのは、何の努力も無しにオリンピックで金メダルを取れると考えるのと同じではないでしょうか。

日曜日

再就職と適職検査

無料、有料を問わず適職検査を受けるケースには再就職のためと言う人も多いでしょう。
様々な理由で会社を辞めるケースが考えられますが、その中で、自分に向いていない職業だからという理由は相当な数に上るはずです。だからこそ再就職するときには、適職検査を受けて自己分析をおこない、自分に向いている仕事を探そうと考えるのも当然の流れだろうと思います。

適職検査を受けてみると、自分に向いた仕事が見つかるというのは決して間違いではありません。しかし、どんなに信用の高い適職検査であっても、その人の持つ性格やものの考え方、そして能力といったものを客観的に測り、同じような診断結果の出た人が、どのような職業で成功しているのかという傾向を示しているに過ぎないのです。

再就職の際にはとくに注意が必要となるでしょう。辞めたとはいえ、前職での経験もありますし、また前職と同じ職種に対する苦手意識のようなものが、無意識のうちに根付いていることがあるためです。
意識しないようにして診断を受けているつもりでも、適職検査はこのような心の動きなどが敏感に反映されてしまうのです。その結果、適職検査で自分に向いている仕事が見つかったつもりでも、じつは信憑性の低い結果であった、実際に就職してみたら、とても自分に向いているとは思えない、などということもありえるのです。

こういったことを予防するためには、時間を置いて何度も適職検査を受診するか、前職を辞めた本当の理由を明らかにすることです。退職理由は本当に仕事が向いていなかったことなのでしょうか?もしかしたら、勤務時間や職場の環境、単なる自分のスキル不足などではなかったでしょうか?

現実問題として、再就職の際にも適職検査による職業適性診断はかなりの有効性が実証されています。あくまで、テストを受ける側の心理的な要因が、結果に強く影響するということなのです。